葬儀マナー
現代は、インターネットのおかげで、分からないことは全て分かるようになりました。
葬儀に関するマナーも、検索すればいろいろな情報を教えてくれます。
しかし、葬儀は昔からのしきたりやマナーが根強く残っているものです。
特に、田舎のほうへ行けば行くほど、その特徴は濃いように思います。
本来ならば、葬儀は年齢順にとりおこなわれるものですし、年齢順におこなわれるべきですよね。
昔から、葬儀のマナーは年配者を見て覚え、またそれを次の世代につなげてきたのです。
しかしながら、都市部のほうでは、密葬や家族葬が増えているそうです。
家族だけで見送りたいというのもあるでしょうが、近隣とのつながりが薄くなっている現代社会では、仕方のないことなのかもしれませんね。
また、現在は葬儀社の数も多くホールの設備も充実していますから、「もしもの時はここで」と決めている方もいらっしゃることでしょう。
ホールで行う葬儀は、葬儀社が段取りを進めて下さいますから、分からなくても無事に終わることが出来ます。
世話係も、簡単なお手伝いをするだけで済みますから、葬儀に詳しい方は少なくなってきているのではないでしょうか?
葬儀の段取りに詳しくなくても、葬儀に関するマナーは最低限のことは覚えておきましょう。
先に述べたインターネットを活用しても良いでしょうし、マナー本を一冊常備しておくのも良いでしょう。
身内やご近所に年配者がいらっしゃれば、伺うのも良いですね。
きっと、親身になって教えて下さることでしょう。
年配者の言うことは、聞いておいても損は無いことが多いものですよ。
大人としてのマナーを・・・
葬儀におけるマナーについて「何も分かりません」で済むのは、若い世代の方でしょう。
ある程度の年齢ならば、常識的なマナーは知っておかなくては、恥ずかしいものです。
しかし、葬儀は頻繁にとり行われるものではありませんし、土地柄や宗派によって、しきたりがいろいろ違います。
最低でも、笑わない・派手なメイクは慎む・おしゃべりはしない・携帯電話の電源は切る・・・これくらいのマナーは覚えておきましょう。
また、受付で香典をお渡しする際にも「お願いします」と言って、渡す方がいらっしゃいます。
この場合、受付に座っている方は遺族と他人であっても、遺族側の立場で立っていらっしゃいますから「この度はご愁傷様でございます」と言ってお渡しするようにしましょう。
また、香典袋に入れるお札は、お年玉と違って新札をいれるのはタブーとされています。
汚すぎても問題ですが、なるべく古いお札を用意しましょう。
他にも、遺族に挨拶をする際は、忌み言葉を用いないようにしたり、長々と話さない等のマナーがあります。
いろいろ考えすぎると、難しい印象がありますが、大事なのは、故人を偲ぶ気持ちでしょう。
遺族は、悲しい気持ちに加えて、葬儀の段取りなどで多忙を極めています。
遺族側の気持ちも考えた対応をしましょう。
葬儀に限ったことではありませんが、相手の気持ちを思いやって、大人として最低限のマナーは守りたいものですね。
なるべく、スマートな立ち居振る舞いが出来るようにしましょう。
数珠について
葬儀に参列するのに、数珠を持って行くことは、マナーとしてよく知られていますね。
数珠は、本連と呼ばれる一重のもの、二連と呼ばれる二重にして用いるものがあります。
また、男性は大きい珠のものを、女性は小さい珠のものを用いるのが一般的です。
どの種類を使用するかは、宗教によって違います。
しかしながら、参列する葬儀が、自分の家の宗教と同じとは言い切れませんよね。
あらかじめ宗派が分かっている場合は良いのですが、分からないときには、略式数珠を持参するようにしましょう。
略式数珠は、どの宗派でも使用して良いもので、一重の輪で出来た数珠です。
同じく宗派を気にしない数珠に略式二輪数珠があります。
これは、数珠の輪が二連になっていて、正式な数珠と同じ数の珠がありますので、立派に見えるというメリットがあります。
これから結婚される方などは、嫁ぎ先の宗派によっては、数珠を買いなおさなくてはいけないでしょうから、略式数珠を一つ持っていると良いでしょう。
マナーとして、数珠は貸したり借りたりするものではありません。一人ひとり、自分の数珠は持つようにすると良いですね。
数珠は珠の素材などによって、価格もさまざまです。
分からない時は、店の人やお寺の方に相談されると良いでしょう。
葬儀では、数珠を持つ場合や合掌する時の数珠の持ち方にもマナーがあります。
数珠を持つときは、左手首にかけるか、左手で持つようにします。
合掌するときは合わせた両手の親指と人差し指の間に数珠をかけて、拝むようにしましょう。
写真撮影について
葬儀でよく見かける風景に写真撮影というものがあります。
葬儀後、出棺前に祭壇の前で親族が一同になって、集合写真をとるものです。
記録として残るものとして、葬儀社がオプションでつけているサービスです。
あまり知られていませんが、葬儀社以外の人が写真撮影やビデオ撮影をすることはマナーに反する事ではありません。
葬儀社に頼むと、1万円ぐらいの請求が来たりしますから、遺族によっては写真係のお手伝いを依頼されるかもしれません。
頼まれたならば、進んでお手伝いして差し上げましょう。
写真を撮る際には、嘆き悲しんでいる姿を撮るのは、好ましくありませんね。
あくまでも、記録として撮るのですから、対象物はよく考えたほうが良いでしょう。
撮っておいたほうが良いものとして、祭壇や供花・供物などがあげられます。
特に供花は、並ぶ順番にもマナーがあり、目上の順に祭壇から近い順に並びます。
供花に立てられている名札がはっきり映るように撮っておくと、葬儀後、遺族がお礼状を送る時の整理がしやすくなります。
「葬儀の写真をとるなんてとんでもない」と考える方もいらっしゃるでしょうが、決して非常識なことではないことを、教えて差し上げて下さいね。
マナーを守った撮り方で行えば、記録として残るのですから、とても良いことだと思います。
ただし、自ら進んで申し出ると、気を悪くされるかもしれません。
写真撮影やビデオ撮影は遺族側から依頼された時のみにしましょう。
ふくさについて
葬儀や通夜に香典を持って行く時、何に包んでいかれますか?
マナーとして香典は袱紗(ふくさ)に包むものとされています。
現在は、財布型のふくさもあって、入れて出すだけなので、難しくありませんね。
ふくさに香典を包む場合は、中央に置いた香典袋の右・下・上・左の順にふくさを折ります。
結婚式で祝儀袋を包む場合は、この逆で、左・上・下・右の順になります。
ふくさから香典を出す時のマナーも見てみましょう。
受付の方の目の前で、ふくさから香典を出すのは失礼な感じがするかもしれませんが、そうではありません。
マナーとして、受付の方の目の前でふくさをあけて、香典を差し出すのが正しいとされています。
もちろん、香典袋の向きにも気をつけましょう。自分の方へ向けていたり、裏返っていないようにします。
受付が無い場合は、遺族の方に直接手渡しても良いでしょう。
もしも、ふくさを持っていなくても心配は無用です。
そんな時は、受付の前へ進み出る前に、あらかじめバッグから香典袋を出しておけば良いのです。
家に小風呂敷があれば、それを使っても良いとされています。
剥き出しで、持参するよりは格好がつくのではないでしょうか。
また、葬儀用のふくさの色は地味な色ならば問題ないとされていますが、ふくさで一番 一般的なものは、紫色のふくさです。
一見、派手にも思えますが、これが一枚あれば葬儀にも結婚式にも使えます。
もしも、お持ちでないのならば、一枚常備しておくと便利でしょう。
数珠などと一緒に保管しておくことをお勧めします。
通夜について
通夜は葬儀と違って、時間がしっかり決められているわけではありません。
もちろん、開始時間は決まっていて読経の後、弔問客の焼香が終われば終了となります。
しかし、なかには通夜の時間内に駆けつけることが出来ない方もいらっしゃるでしょう。
葬儀に参列できれば問題ないのですが、あまり遅い時間でない一般常識内の時間であれば、弔問に訪れるのは問題ないでしょう。
どうしても、遅い時間にしか行けないようならば、遺族に確認の連絡をいれるのは、マナーとして大切ですね。
翌日の葬儀に差し支えることの無いように、遺族に対する気遣いは忘れないようにして下さい。
また、通夜には、通夜振る舞いと言われるしきたりがあります。
通夜振る舞いとは、遺族側から弔問のお礼として設けられる席のことです。
さらには、故人を偲ぶ供養としての意味もあるそうです。
地域によっては、茶菓子とお茶が用意されるところもありますが、お食事やお酒が用意されるところもあります。
遠慮をするのは、マナーに反すると言われていますから、一口でもいいから頂くようにします。
もちろん、全部食べてもOKです。
お酒に関して言えば、当たり前のことですが、酔うまでお酒を飲むのはマナーとしていかがなものかと思います。
ほどほどにして切り上げ、早めに退出するようにしましょう。
また、持ち帰りを勧められた場合も、固辞することなくありがたく頂いて帰りましょう。
図々しく思われると思いがちですが、お断りをするほうが、かえってマナー違反になるのです。
香典と記帳について
香典を用意する時のマナーとしての基本は、仏教・神教・キリスト教によって袋の種類が違うので香典袋を間違えないようにするという事です。
また、表書きに書く名前は名字だけではなく氏名を、中の封筒には住所や金額も書くなどのマナーがあります。
葬儀に夫婦で参列する場合の香典袋の表書きは、夫の名前で構わないでしょう。
親子で参列する場合は、若干、考え方が変わってきます。
同居でも別居でも、親世帯・子世帯で、香典は別々に用意するようにします。
しかし、子どもが学生であれば、親子の連名もしくは親の名前だけで構わないでしょう。
また、通夜と葬儀の両方に参列する場合、香典をどちらで出すのかは、地域によって違うようです。
受付で記帳をするのは、香典があるないに関わらず、行うようにします。
記帳簿は、通夜用・葬儀用と分かれていますし、香典は香典用のリストが作られます。
ですから、香典を持参してきていないからといって、記帳をしないで帰るようなことはやめましょう。
記帳に関しては、参列者は全員書くようにしましょう。
例えば、夫婦で参列したのなら、夫も妻も名前を書くようにします。
しかしながら、絶対というわけではありません。
一人しか書かなくてもマナーに反することにはなりません。
ただし、遺族側から見れば、会葬者には会葬御礼の品をお渡しするわけですから、何人見えて、その人数分のお返しができたのか・・・を分かりやすくするためにも、記帳がしっかりされてあると親切かと思われます。
弔辞を頼まれたら
故人と親しい間柄であると、葬儀での弔辞を頼まれることがあるでしょう。
マナーとして、依頼されたらよっぽどの理由がない限り断らないようにします。
弔辞で何を言えば良いのかは一番悩める事の一つでしょう。
大事なのは、故人の長所を述べたり、功績を讃えるとともに自分との関係や思い出を入れることです。
自分の気持ちばかりが強調されないように、バランスを考えて書き上げます。
遺族に対する励ましや慰めの言葉も入っていると、尚更良いでしょう。
あまり長々と話すことは避け、2〜3分で終わらせられる内容にしておくことが、一般的とされています。
また、繰り返す意味を持つ言葉は、決していれないように気をつけましょう。
弔辞を書く紙は巻紙か奉書紙に薄めの墨で書くのがマナーと言われています。
しかしながら、最近は時代の流れも手伝い、便箋で白い封筒に入れたものでも良いようです。
封筒は、二重になっていない一重の封筒を用いるようにしましょう。
表には「弔辞」または「弔詞」と書くようにします。
弔辞は、葬儀で故人へ語りかけるものですが、遺族が保管しておくものなので、持ち帰らずに封筒に戻して祭壇に正面を向けて置くようにします。
もう一つ、注意しなくてはいけない事があります。
それは、弔辞はあくまでも遺族から依頼されるものであるということです。
自分から申し出ることはマナーとしてあまり良いものではありません。
しかし、どうしても奉読したい場合は、葬儀の前日までに遺族に申し出るようにしましょう。
供花について
祭壇に色取り取りに飾られたお花。
最近は、故人の好きな花で飾ってくれる葬儀社もあります。
昔ながらの菊や蘭、百合といった白いお花だけの祭壇は、あまり見かけなくなりました。
また、祭壇横に並べられる供花も色とりどりの花が多くなりました。
葬儀に参列する時には、香典を持っていきますが、マナーとして香典ではなくても供花や供物でも良いとされているのをご存知ですか?
供花を贈る場合は、通夜ならば当日の午前中に、葬儀ならば前日までに届くように手配をすることがマナーとされています。
供花にはさまざまなスタイルがあり、スタンド・アレンジ・花輪・花束・樒(しきみ)の5種類があります。
花束やアレンジは一つで構いませんが、他のものは二つで一対となります。
花束は、出棺の時に棺の上に置かれることが多いので、故人が好きだった花であれば、遺族にも大変喜ばれることでしょう。
自分で手配をする場合は、式場の住所・日時・贈り主の名前を忘れずに伝えましょう。
どんなスタイルで、供花を贈ればいいか分からない時は、遺族か葬儀社に連絡を取って確認してはいかがでしょうか。
斎場によっては、持ち込みが禁止されているところもあるようです。
知らずに持ち込むことは、マナー違反にはなりませんが、せっかく持って行ったのに断られてしまうことの無いように、初めから葬儀社に依頼する方法があります。
この場合、通夜や葬儀に参列した時に、葬儀社の担当者に代金を支払えば大丈夫です。
葬儀の地域性について
葬儀に限らず冠婚葬祭は、地域の特徴が色濃く出るものです。
葬儀に関して言えば、葬儀前に火葬を済ませてしまうところ、香典は葬儀が終わってから出すところなどさまざまです。
遠い土地へ弔問に訪れた時、その土地のしきたりやマナーは、分からなくて当然です。
親戚がいれば、分からない事は教えてもらえるでしょうが、知人の葬儀だったりすると、不安なまま弔問する事になります。
そのような場合は、周りの状況を見ながら、判断すれば良いでしょう。
また、香典返しにも地域性が表れているようです。
香典返しには、即日返しと後返しの二通りに分かれます。
香典をお渡しして、その場でお返しを頂くことを即日返し、初七日法要を終えた頃にお返しが送られることを後返しといいます。
以前、参列した葬儀で、即日返しの葬儀がありました。
受付係をお手伝いしていましたので、香典を持ってこられた方にはお返しをお渡ししなければいけません。
通常、即日返しは香典の金額に関係なく、一律同じ品物をお返しします。
一つの香典に対して、一つのお返しが渡されるというわけです。
即日返しがあまり広まっていない土地柄のせいか、香典を持参された方にお返しをお渡しすると、多くの方が不思議そうな顔をされました。
また、御夫婦で弔問される場合は、香典も一つですからお返しも一つ・・・ですが「二人で来てるから二つちょうだい」などと言われた事もあります。
会葬御礼の品と勘違いされたのでしょうか?
葬儀に関する知識やマナーがないと、このように恥をかいてしまう事にもなりかねません。
そうならないためにも、ある程度の常識やマナーは、覚えておくといいでしょう。
社葬について
社葬とは、どのような葬儀かご存知ですか?
社葬とは、会社の社長や幹部、会社の発展に功労のあった方が亡くなった場合に、遺族と会社が一緒に葬儀を行うことです。
社葬は、遺族から依頼するものではありません。
会社側から、社葬の要望がきて初めて遺族の協議で受けるかどうかを決めるのです。
社葬になると、社員は必然的にお手伝いをしなくてはいけません。
特に受付係になったら、取引先関係者などが弔問に訪れることが多くなりますので、社員としてマナーある行動で対応するようにします。
受付での対応が会社のイメージを表すといわれているぐらいです。
言葉遣いや社員同士のおしゃべりなどにも気をつけましょう。
社葬クラスの葬儀は、香典をお断りするケースが多いものです。
予め、香典辞退の旨を通達しているにも関わらず、それでも持参される弔問客は必ずいらっしゃいます。
その方がいくら故人と親しい仲であっても、絶対に受けとらないようにします。
また、社葬は一般の葬儀よりも、はるかに多い供花が並びます。
供花を並べる順番にもマナーがあります。
祭壇に一番近い順から、最上位・上位の順になります。
後々の取り引きにも影響が出ることがないように、配列順位には特に注意しましょう。
社員が社葬に参列する時の焼香は、一般会葬者が済んでからの焼香がマナーです。
会場の末席で待つようにしましょう。
また、取引先の知人に会っても、話し込むようなことは避け、軽く黙礼するぐらいにしておくことも大切です。
自宅葬儀について
現在は、葬儀会社のホールなどで葬儀をあげる家庭が増えています。
しかし、地域によっては、ご自宅で葬儀をあげる家もまだまだあります。
ご自宅葬儀の場合、隣近所の家もお手伝いを依頼されることでしょう。
我が家でも、お寺の住職の控え室に使わせて欲しいと依頼されたことがありました。
お断りをすることはマナーとして失礼にもあたりますし、「困った時にはお互い様」という言葉もあるように、近所づきあいの大切さを実感した時でもありました。
また、ご自宅葬儀の場合は、たくさんの食器類も必要になります。
ご自宅葬儀を考えているのならば、客用の食器類は多めに保管しておくと良いでしょう。
また、自分の家ではやらなくても、近所から依頼が来ることもあるかもしれません。
普段から、家使いと客用は、区別して保管しておくようにしておきたいものですね。
自宅葬儀に参列する場合は、焼香が済むと庭や道路などで葬儀が済むのを待たなくてはいけません。
葬儀会社がストーブなどを用意してくれますが、それでも寒い時期は冷えるのでコートなどは必需品です。
焼香や出棺の時以外は、着ていてもマナーには反しません。
住宅事情や地域のつながりを考えると、自宅葬儀はますます減少していくのでしょう。
しかし、昔からのしきたりや御近所つきあいの大切さを感じることの出来る自宅葬儀は、若い世代には勉強になって良いものです。
葬儀に参列することすら、面倒だという方もいらっしゃるのは残念ですが、事実です。
年配者の指示を仰ぎながら、葬儀に関するマナーを覚えてはいかがでしょう。
礼服について
葬儀には、礼服を着ていくのはマナーとして良く知られています。
いざという時にあわてなくて良いように、一着は持っておきたいものですね。
しかしながら、夏の暑い日の葬儀に冬用の礼服を着ていくわけにはいきません。
オールシーズン対応の素材であれば良いですが、現在は夏用・冬用の礼服を用意されている方も多いようです。
夏用の礼服は5月から9月頃まで、他の時期の葬儀は冬用の礼服で良いでしょう。
女性は、パンツスタイルでも、マナーに反するわけではありませんが、スカートのほうが格が高いとされています。
しかし、肌を見せすぎたり、透ける素材、スリットが深く入ったものは避けたほうが良いでしょう。
ストッキングは黒色にするのを忘れないようにして下さいね。
礼服は普段、着るものではないので、タンスに入っていることが多いのではないでしょうか。
いざ、葬儀で着ようとしたら体型に合わなくなっている事も、あるかもしれません。
1年に一度は、袖を通してチェックしてはいかがでしょう。
年齢にあった服装かどうかもチェックすることができますね。
アクセサリー類は、パールが一般的です。他に黒珊瑚やオニキスも良いとされています。
ネックレスは、一連のものを用いるようにします。
蓮が長すぎるのは、華やかな印象を与えてしまいますので、避けるようにします。
マナーとして、光沢がある素材のバッグや靴などは、用いないようにしましょう。
礼服と同じく、普段は履かないように管理しておくといいですね。
会葬できないときには
知人の訃報が耳に入る事は、本当に悲しいことです。
ましてや、やむを得ない用事で通夜・葬儀に参列できない場合は、代理人を立てるのもよいでしょう。
夫婦であれば、夫の代わりに妻が、妻の代わりに夫が参列するようにします。
知人が葬儀に参列するのであれば、香典を知人に託しては・・・と思いますが、やはり御自分で渡すのがマナーとして、一番良いのではないでしょうか。
喪主宛に郵送する手段もありますし、自分で直接渡したい場合は、後日改めて弔問するときに持参します。
もちろん、マナーとして香典袋に入れていきましょう。
郵送で送る場合には、現金書留で送るようにします。
現金書留の封筒は、香典袋が入る大きさになっているのだそうです。
香典袋には、氏名・金額を書き入れるのを忘れないようにしましょう。
また、お悔やみの手紙を入れるのも忘れないようにして下さい。
手紙の内容は、形式ばったものではなく、自分の言葉で書いて差し上げましょう。
葬儀に参列できない失礼を詫びるのはもちろんですが、会葬できない理由を細かく書く必要はありません。
慰める内容ならば、なお良いですね。
案外、知られていませんが、お悔やみ状を入れる封筒にも、マナーがあります。
それは、二重の封筒は使ってはいけないということです。
お悔やみ文みはくり返す言葉は使ってはいけないと言われていますが、これと同じで、悲しみが重なるという意味があるそうです。
必ず、一重の封筒に入れるようにしましょう。
妊婦の葬儀参列について
葬儀は、結婚式と違って、予定をたてて行われるものではありません。
場合によっては、参列できるかどうかわからないものです。
仮に参列できなくても、マナーに反しているわけではありません。
特に、女性で妊娠している方は、葬儀に参列することが、良いのか悩む事でしょう。
年配者には「妊婦は葬儀に出ないほうが良い」と言う方が多いものです。
実際に、もしも自分がその立場であれば、縁起が悪い気がして、気が引けてしまうかもしれません。
昔から「お腹の子をあの世に連れていかれる」などと言った言い伝えがあり、妊婦さんは葬儀に行かないのがマナーだと言われているようです。
しかしながら、亡くなった方が身内ならば、大事な子孫の魂を連れていってしまうことなんてしないはずです。
気にしないのが一番良いですが、どうしても気になるのなら鏡を向こう側に向けた状態で腹帯に忍ばせて行けば良いといわれています。
これも迷信ではあるでしょうが、実際に妊婦さんの多くはこのしきたりを守って、参列されているようです。
それでも、ご家族が反対しているのであれば、参列するのは辞退されてはいかがでしょう。
とりあえず弔電を打ち、後日に自宅へお悔やみに伺ってもマナーに反することはありません。
葬儀は思っているよりも、疲れやすいものですし、妊婦さんにとって良い状況とはいえません。
妊婦は葬儀に出てはいけないという話は、妊婦さんの体調を気遣ってできた迷信だといういわれもあります。
極度な疲れやストレスは厳禁ですから、体調が優れないのならば、ご遠慮してはいかがでしょう。
ご遺族も分かってくださるはずです。
葬儀の事前相談について
葬儀というものは、身内が亡くならない限り、どこか他人事のような感じがします。
弔問客として参列する時には、もう祭壇はきれいに飾られていますし、喪家側としてはどのようなものを用意しなくてはいけないのかなどは、ほとんどの方は分からないことが多いでしょう。
実際に葬儀を取り仕切らなくてはいけない喪主の立場になっても、葬儀社の方が親身になって動いて下さいますから、遺族にとっても受身な立場になることが多いものです。
以前、ある葬儀に参列した時、弔問客の男性が葬儀社の方に「この葬儀はいくらぐらいなのか」と、質問しているのを見たことがあります。
自分も、いずれ葬儀をする立場になるだろうから、知っておきたいというようなことを言っていましたが、葬儀の最中の出来事で、マナーとしてどうなのか・・・と、不愉快な思いでいました。
もちろん、他の弔問客も皆さん怪訝な顔で見ていましたから、同じ思いだったのでしょう。
ご遺族の気持ちを考えたら、マナーがどうのというよりも、むしろ悲しい気持ちになってしまいますね。
とはいえ、事前相談が悪いわけではありません。
むしろ、現在は葬儀について事前相談をする方が多いそうです。
葬儀会社はどこにするのか、どれくらいの規模で執り行うのか、返礼品の数や種類など、あらかじめ決めておけば、いざという時に安心です。
しかし、事前相談をする『TPO』は、よく考えましょう。
葬儀には、マナーを守って参列したいものです。
親族としてのマナーについて
故人が親族である場合は、一般の弔問客とは立場が違いますね。
この場合の、マナーを見てみましょう。
親族がなくなったら、危篤状態の時に連絡がくることでしょう。
遠方であれば、念のために、喪服を用意してすぐに駆けつけるようにします。
この時は、もちろん平服で行きますが、派手な服装は避けましょう。
残念ながら、お亡くなりになった時は、喪主は葬儀に関して決めなくてはいけないことがたくさんあります。
葬儀会場や棺・祭壇の種類など、分かることがあれば、親身になって相談にのってあげましょう。
例えば、死亡診断書を病院に取りに行ったり、自治体の役場で死亡届けや火葬許可書をとらなくてはいけません。
自分にできることがあれば、手伝いを申し出ます。
喪主の支えになってあげてくださいね。
葬儀には、供花や供物を供えなければいけません。
親族であれば、これらを用意することは当然のマナーです。
喪主と相談して、葬儀社に依頼しましょう。
葬儀社は、プロですから適切なアドバイスをして下さいます。
供物ばかりになると、最後のお別れの時に棺にいれる花が少なくなります。
身内で相談の上、バランスよくなるように依頼します。
遺族との関係が遠い親族であっても、喪家側として弔問客に対応するように心がけることがマナーとして大切です。
弔問客からしてみれば、あなたと遺族がどれくらいの関係なのかは分かりません。
親族席に座る以上、弔問客には「本日は御丁寧に恐れ入ります」と挨拶するようにしましょう。
通夜・葬儀で注意したいこと
訃報の連絡が入ったら、どのように行動したら良いのでしょうか。
故人が親しい方であったり、御近所の方であれば、お手伝いすることがあるかもしれません。
すぐに駆けつけて、何かお手伝いが出来ることがないか尋ねます。
マナーとして、駆けつける時には、エプロンなどを持っていくと良いでしょう。
人手が足りていれば、すぐに引き上げても失礼ではありません。
一旦、家に帰り、通夜と葬儀に参列するようにします。
通夜に参列すると、通夜振る舞いでのもてなしがあります。
現在は、折り詰の弁当やサンドイッチ、お寿司などが多く、勧められたら断らないのがマナーです。
さらに、一口でも口をつけることがマナーとされていますので、全部食べ切れなくても口をつけるようにしましょう。
折り詰などは、持ち帰ることも出来ますから、葬儀社の方に尋ねてみても良いでしょう。
地域によっては、お饅頭やお菓子で、もてなされるところもあります。
このため、通夜の際に『御淋し見舞い』として饅頭や茶菓子を香典と一緒に持参しても良いでしょう。
弔問客が多いと、大変喜ばれるものです。
故人と対面したい場合は、遺族から申し出を受けてから行いましょう。
以前、参列した葬儀で、遺族が席を外している間に、勝手に対面しようとしていた弔問客がいました。
葬儀社のスタッフに止められていましたが、このようにデリカシーのない態度は、マナー違反の何ものでもないでしょう。
遺族の気持ちを考えない行動をとって、白い目で見られないように気をつけましょう。
子供の葬儀について
お年寄りの葬儀では、お饅頭を配る地域があるのをご存知ですか?
私の住んでいる地域では、お年寄りの亡くなった年齢数のお饅頭を用意して、弔問客に配る風習があります。
そんな葬儀は、どことなくのんびりと、温かい感じを受けることがあります。
しかし、子供の葬儀は、本当に悲しいものです。
子供の葬儀にいく場合は、いつも以上にマナーに気をつけたいものです。
たとえば、自分にも同じ年頃の子供がいる場合は、子供を連れて葬儀に行ったり、自分の子供の話題をすることは遺族の気持ちを考えれば、避けたいものです。
ただし、子供の友人が亡くなった場合は、連れていって最後のお別れをさせてあげましょう。
また、ありきたりの決まり文句は、遺族の悲しみが増すだけになりますので、避けるようにしましょう。
遺族、特に両親にとっては、言葉をかけてもらうよりも、そっとしておいて欲しいというのが、正直なところではないでしょうか。
葬儀に参列した時には、黙礼するのみにして、後日、落ち着いてから連絡をとってはいかがでしょう。
また、このような場合、家族だけで見送りたいと思うのは当然です。
密葬家族葬との連絡が入ったら、参列は控えるのがマナーです。
お悔やみの電話などを入れて、喪家の意向を確認してみましょう。
可能であれば、後日にお参りに伺うのも良いでしょう。
その際の服装は、礼服ではなく平服にします。
もしもお断りをされたら、無理に行くことはマナーに反します。無理強いはしないようにしましょう。
大人として常識ある行動を
葬儀に参列する時のマナーは、細かいことまで言い出すとキリがありません。
全てをスマートにこなすことが出来る方は、そんなにいるものではありません。
また、たとえ完璧に出来なくても、さほど気にしなくても良いでしょう。
葬儀というのは、宗教によって焼香の仕方も違いますし、お供え物の種類も違います。
弔問客としてのマナーで大事なことは、焼香の仕方うんぬんよりも、喪家側の気持ちを考えて行動することではないでしょうか。
焼香後、遺族に長々と挨拶をされる方がいらっしゃいますが、他の弔問客もいらっしゃいますから、控えるようにしましょう。
さらに、友人や知人を見つけておしゃべりを始める人を見かけますが、葬儀に来ているのだという事を自覚してほしいものです。
携帯電話の電源も切るか、マナーモードにしておくことは、常識ですね。
それでも、時折、電話の着信音が聞こえる事があるのは、残念な事です。
自分だけならば、大丈夫といった考え方は、なくしましょう。
遺族にとって、大事な方を亡くした悲しみは、到底 図りきれないものです。
遺族の気持ちを考えた大人の行動をとるようにしましょう。
また、小さいお子さんを連れて行くのは、身内でない限り、なるべくなら遠慮したいものです。
どうしても連れて行かなければいけない場合は、葬儀がどういうものなのか、大勢の人が集まる場所でのマナーを教えてあげましょう。
葬儀自体を経験することは、悪いことではないのですから。
接待係・台所係について
世話役の中には、女性ならではのお世話係があります。
台所係といい、台所を預かる係のことです。
自宅で葬儀が行われる場合は、食事を作らなくてはいけない地域もあるそうです。
葬儀会社で行う場合は、お茶を出したり、お弁当を用意したりします。
その内容から、町内会(特に隣近所)の女性が依頼される事がほとんどです。
葬儀は、昔からのしきたりやマナーが根強く残っていることが多いものです。
例えば、自宅葬儀でいただくお味噌汁。
「お味噌汁の味噌」とか「中に入れる具」など、地域によって全然違いますね。
良かれと思って用意した材料が、年配者の方に却下されたという話も聞いた事があります。
初めてお手伝いをする時は、先輩方の意見は聞いたほうが良いようです。
また、お茶や食事をお出しするのですから、清潔感がある身なりでお手伝いをするのがマナーです。
白いエプロンや割烹着は、一着用意しておくと良いでしょう。
接待係は、弔問客にお茶や茶菓子で接待する係をいいます。
場合によっては、通夜ぶるまいと言って、お食事を勧められる事もあります。
弔問客は、勧められたらお断りをしないで、少しでもいいので頂くようにしましょう。
かといって、長居をしていいわけではありません。
折を見て、退出するようにします。
その際は、喪家に一言お悔やみを申し上げて退出しましょう。
接待係は、お茶出しをしたら、終わりではありません。
マナーとして、片付けも責任を持って行うようにしましょう。
返礼品について
葬儀に参列すると、返礼品といってお礼の品をいただきます。
小さい箱に入っているもので、葬儀に参列したことがある方は、ご存知でしょう。
地域によって渡し方はいろいろで、受付の際に頂く場合や葬儀後に頂く場合があります。
これは、弔問に訪れた方全員に、お礼の気持ちとして渡される品です。
通夜や葬儀の返礼品は、茶葉やハンカチ、海苔などが多く、1000円程度のものが一般的です。
なかには、返礼品を受け取るのを辞退される方がいらっしゃいます。
しかし、返礼品の中には礼状も入っていて、喪家側のお礼の気持ちを表したものなので、頂いて帰るのがマナーといえるでしょう。
また、香典を連名で用意した場合は、人数分頂くようにします。
地域によっては、香典返しを葬儀の当日にお渡しするところがあります。
これを即日返しといい、2500円程度のものが配られます。
葬儀の返礼品と同じく、海苔や茶葉の詰め合わせが多いようです。
それ以上のお返しが必要な場合は、四十九日が明けてから、喪家側から香典返しが送られてきます。
また、葬儀の返礼品には、お清めの塩が入っています。
塩で清めるとか、弱っている心を切り替えるため・・・などいろいろな言い伝えがあるそうです。
しかし、浄土真宗は清め塩をしないというのがマナーです。
浄土真宗の葬儀で、弔問客から「塩が入っていない」と言われることがありますが、決して間違いではありません。
このような事も、葬儀のマナーとして知っておくと良いでしょう。
会計係について
葬儀の世話役で一番、重要な係りが会計係でしょう。
お金を扱うのですから、最も神経を使いますね。
地域によって、やり方はさまざまでしょうから、年配者の言われるとおりに行うのがベストだといえるでしょう。
基本的なマナーとしては、弔問客から見えないように、受付の後ろで作業を行いましょう。
弔問客に背を向けて行えればベストですが、ついたてなどがあれば、これらを上手に利用します。
弔問客から香典を預かったら、中身のチェックをします。
なぜなら、香典袋の中身と表記してある金額があっているかどうかを確認しなくてはいけないからです。
香典袋に、名前や金額を書くことは、弔問する上でのマナーです。
しかしながら、時折、金額が表記されていなかったり、氏名が書き損じてあったりすることがあります。
トラブルを防ぐために、受付で書いてもらった名簿に連番をふり、その番号を香典袋の隅に表記するといいでしょう。
喪家側から依頼がない限り、金額のチェックを行ったら、お金は香典袋に戻します。
葬儀後、喪家側が確認しやすいように、香典袋は連番順にまとめておきましょう。
その際、針と糸があると便利なんですよ。
香典袋の隅を、連番順に綴じていくためです。
こうすることによって、一通抜かれたり、失くしたりする心配もありません。
弔問客が多い時は、会社関係・親族・友人などと、分けておくと喜ばれます。
これらの作業は、葬儀の最中に行われます。
葬儀が済んだら、遺族に受け渡しをしますが、人任せにしないで直接渡すことがマナーとして大事なことです。
こうすることによって、トラブルを防ぐことができます。
世話役を引き受けたら
葬儀の全てを、喪家だけで取り仕切ることは、到底無理な事でしょう。
細かな雑事が多い葬儀を取り仕切るためには、世話役という手伝いをしてくれる人が必要です。
会社関係者や地域住民が頼まれることが多く、依頼されたら喪家側の立場であることを忘れてはいけません。
世話役には「受付係」「会計係」「接待係」などがあります。
葬儀会社のホールで葬儀を行う場合は、これらの役目をスタッフが行うサービスがあるところもあります。
その場合は、スタッフでまかりきれない部分をお手伝いする形となります。
世話役を頼まれた場合のマナーを見てみましょう。
●受付係・・・香典を受け取る際には「本日はお忙しい中をありがとうございます」などと必ず一言添えるようにします。
また、名簿には氏名と住所を必ず記帳してもらいましょう。
後で、喪家側からの香典返しを送る際に、重要な書類になります。
●会計係・・・香典袋にかかれている金額と、内容があっているか確認します。
トラブルを防ぐためにも、一人で行わずに複数人で行いましょう。
●接待係・・・裏方の仕事になりますから、台所で待機することになります。
おしゃべりは謹むようにしましょう。
世話役を引き受けるのが初めてだと、分からない事もたくさんあるでしょう。
しかし、葬儀は昔からのしきたりやマナーが多いものです。年配の方の意見には素直に耳を傾けましょう。
世話役の態度によっては、喪家側のマナーを問題視されることになります。
弔問客には、丁寧な対応をするように心がけましょう。
お悔やみについて
葬儀の受付には、葬儀会社のスタッフが受付をしていることもありますが、大抵の場合は手伝いを依頼された近隣住民や会社関係の方が多いようです。
故人の親族でないと、挨拶をしなくて良いかというとそうではありません。
受付で香典をお渡しする際は、「この度は、ご愁傷様でございます」とお悔やみの言葉を述べるようにします。
また、親しい遺族を見つけたからといって、走り寄ったり遠くから呼んだりすることはマナーに反しますから、気をつけましょう。
特に気をつけたいのは、故人の死因や病気に関して聞くことです。
根掘り葉掘り聞くのは、失礼にあたりますし、誰でも聞かれたくない事だってありますから・・・
この場合は「本当に残念ですね」「お力落としのないように・・・」などといった内容で良いでしょう。
あくまでも、静かに心を込めてお悔やみを述べるようにします。
お悔やみの際のマナーとして、忌み言葉といって、使うことを避けなくてはいけない言葉があります。
「たびたび」「かさねがさね」「くり返す」「重ねる」「続ける」「またまた」など不幸が重なることを嫌う言葉です。
さらに、成仏をさまたげる言葉として「迷う」「浮かばれない」なども使わないように気をつけましょう。
葬儀の時は、長々と話し込むことのないようにしましょう。
お悔やみを述べることができそうにない時には、軽く黙礼のみでも失礼にはあたりません。
遺族の気持ちを十分に察してあげることがマナーの一つです。
供花・供物を贈る場合
葬儀に参列すると、祭壇の横に供花や供物と言われる花・お菓子・果物などが並んでいますね。
これらは予め、祭壇に含まれているものもありますし、葬儀に参列できない人から送られたものなど、さまざまです。
本来ならば、香典・供花・供物のいずれかひとつを贈るものですが、香典とは別に供花や供物を贈る事もあります。
では、供花・供物を贈る場合は、どのようなマナーがあるのでしょうか?
まずは、喪家に確認の連絡をいれましょう。
会場の大きさに不釣合いなものを贈っては、かえって迷惑になってしまいます。
また、もしかしたら「供物はたくさんあるから、供花にしてほしい」と依頼されるかもしれません。
万が一、遺族から「ご厚志はお断りします」といわれたら、贈るのは辞退しましょう。無理に受け取ってもらうことはマナー違反となります。
供花を贈る場合は、花輪や生花を贈ります。
贈る相手が会社関係であれば花輪を、親族や友人であれば生花を贈るようにします。
いくらぐらいで、どれぐらいの大きさが良いのか分からない時には、葬儀を取り仕切っている葬儀社に聞いてみてはいかがでしょう。
葬儀社に依頼すれば、手配を全て請け負ってくれますから、安心ですね。
また、供物に関しては、宗教によって、しきたりがあります。
一般的には、線香やろうそくですが、神式は線香・ろうそく、仏式は肉・魚などの生ものなどは供えてはいけないとされています。
キリスト教においては供物をお供えするしきたりがありません。
間違えることのないように、喪家や葬儀社に宗派を確認しましょう。
これらの品を注文する際には、場所・日時をはっきりと指定します。
供花・供物は祭壇に飾るので、通夜に間に合うように届けなくてはいけません。
訃報の連絡を受けたら、すぐに手配する事がマナーと言えるでしょう。
葬儀に参列する時は
葬儀に参列する時はマナーとして、式場に入る時間にも考慮が必要です。
駐車場があるのかなどは、行ってみないと分からない事も多く、場合によっては遠い駐車場まで車を止めに行かなくてはいけない場合もあります。
また、参列する人数が多いと、受付にも時間がかかってしまうかもしれません。
余裕をもって、出発するようにして葬儀の10分前には式場に入るようにしましょう。
自宅を出る前の注意事項としては、香典袋の中身をもう一度確認することも大切です。
まれに、書いてある金額と違ったり、中身が空のときがあります。
遺族から請求するのも、気が引けて言いづらいものですから、念には念を入れて確認すると良いでしょう。
焼香の仕方にも、もちろんマナーはあります。
最近は、葬儀会場で葬儀が執り行われることも多く、立礼がほとんどです。
座礼も立礼も焼香の仕方に、ほとんど変わりはありません。
僧侶や遺族に礼をするタイミングも頭の中では分かっていても、なかなか難しいものですね。
しかしながら、形式にこだわる必要はありません。
故人を偲ぶ気持ちがあれば、遺族には十分に気持ちが伝わることでしょう。
また、キリスト教や神式の場合は焼香がありません。
キリスト教は献花、神式は玉串を捧げるのが決まりです。
捧げる方法にも細かなマナーはありますが、難しく考えることはありません。
事前に、係りの人から説明があるはずですから、その通りに行いましょう。
焼香が済んだら、出棺になります。
故人と最後のお別れになりますから、できれば焼香が済んでもすぐに帰らない方が良いのですが、なるべくならば出棺までお見送りするようにしましょう。
香典について
葬儀に参列する時に、一番悩むのが香典でしょう。
いくら包めば失礼にならないのか、表書きはどうしたら良いのか等、いろいろなマナーがありますから、間違えないようにしましょう。
通夜と葬儀の両方に出る場合は、葬儀の時に香典を持参するのがマナーです。
香典袋には、いろいろな種類があります。
仏式の場合は、黒白の結び切りの水引がついたものを用意しましょう。
結び切りには、二度と繰り返されないという意味があり、結婚式にはこの赤白を持って行く事は常識とされています。
この時、表書きには『御香料』とします。
神式の場合は、黒黒の結び切りで『御神前』、共通のものとして使って良いのは、黒白の結び切りで表書きは『御霊前』と入れるようにします。
キリスト教式であれば、結び切りはつけずに『御花料』といれるようにします。
現在は、印刷されたものも売られています。
金額が低いならば、印刷されたものに入れるなど、金額相応の香典袋を用意するようにしましょう。
また、氏名を入れるペンは、薄墨の毛筆で書くようにします。
連名の場合は、目上・年齢の順に右側から書きます。
文房具売り場に行けば、薄墨の毛筆ペンが売られていますから、一本常備しておくと良いですね。
包む金額は、5,000円が平均とされています。
親族であれば、10,000円はいれるようにしましょう。
身内に至っては、10万円とも言われますが、親族で相談して決めてはいかがでしょう。
また、以前に頂いたことがあるのならば、同等の金額を包むようにしても良いでしょう。
葬儀に参列できない時は、香典を郵送してもマナー違反にはなりません。
現金書留で、喪主宛に送りますが、お悔やみの手紙も同封するようにしましょう。
葬儀の時の服装について
葬儀に参列する際は、喪服や礼服を着ていくのがマナーです。
これは、皆さんご存知な事でしょう。
しかしながら、通夜はそうでもありません。
一般的に、通夜には礼服ではなく、平服で参列しても良いとされています。
しかしながら、葬儀には参列せず通夜のみの参列にする場合には、出来れば礼服を着て行く事が望ましいと言えるでしょう。
もちろん、突然の事で準備が出来ないようであれば、平服でもかまいません。
その際のマナーとしては、派手なものは避け、ダーク系の落ち着いた服装にするようにします。
女性は、アクセサリー類を外すことを忘れないようにしましょう。
また、お子さんが参列する場合は、学生ならば学生服や制服で参列するのがベストといえます。
制服がないような小さいお子さんは、なるべく黒っぽい服装を着せて参列しましょう。
葬儀・通夜に参列できずに、後日、遺族の家を訪問する場合もあると思います。
この場合は、礼服を着る必要はありません。
平服で構いませんが、派手な色は避けて落ち着いたもので行くようにします。
葬儀が終わっても、遺族にはやらなくてはいけない事が多く、バタバタしている事でしょう。
また、故人を亡くした悲しみも、葬儀後にドッと押し寄せてくるものです。
あまり長居しないようにして、お悔やみを申し上げるようにしましょう。
葬儀に関するマナーは昔からのしきたりが多いものです。
分からないことは、身内や近所のお年寄りに聞くのも良いでしょう。
その土地特有の決まりがあるかもしれません。
「郷にいっては郷に従え」というように、その土地の習慣は、守っていきたいものです。
葬儀のマナーについて
冠婚葬祭には、昔からさまざまなルールがあります。
地域によって、その内容は異なりますが、根本的なものは、変わらないと言えるでしょう。
最近は、地域住民の付き合い方が薄くなりつつありますが、これからの付き合い方をスムーズにするためにも、これらのマナーを知っておくことは重要です。
特に葬儀は、日常生活において頻繁に執り行われるものではないため、行う側も呼ばれる側もマナーやしきたりを知らない方が多いのではないでしょうか。
では、葬儀に呼ばれた時のマナーを見てみましょう。
葬儀が決まると、遺族から通夜や葬儀の連絡が来ることでしょう。
故人と親しい間柄であれば、通夜と葬儀の両方に参列するようにします。
また、そうでない場合は、どちらかだけでも構いません。
故人とは親しくなくても、遺族と付き合いが深いのならば、弔問には伺うようにしましょう。
葬儀に参列できない場合は、弔電を打つのも方法です。
弔電の宛名は、喪主にするのがマナーです。
内容は弔意を表す言葉で打つようにしますが、電話帳などに載っている既成のものでも構いません。
遺族は、突然のことで取り乱しているかもしれませんし、深い悲しみの中にいるのですから、決して電話をかけたりしないようにしましょう。
マナーとして弔電は通夜や葬儀の間に届くようにします。
もしも、間に合わないようなら弔電は避け、後日、手紙か電話でお悔やみの言葉を述べましょう。
その際は、遺族の気持ちを察した内容にすることが大事です。
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